2011年12月
« 11月   1月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
小松めぐみ/KOMATSU Megumi
日々是好食

東京都出身。料理研究家 大原照子の本に影響されて料理に目覚め、10代半ばに独学でフランス料理を学ぶ。立教大学社会学部卒業後、出版社勤務後を経てフリーランスに。2012年3月から9月まで「料理王国」副編集長を務め、10月より再びフリーランスとして活動予定。遠州流茶道準師範。



京都の気軽な割烹「むろまち 加地」

先日は京都で「点邑」さんに伺った時のことを書きましたが、その日の夜に伺ったのは「むろまち 加地」さんです(京都のお店のことを書く時は店名に「さん」をつけたほうが気分が出るので、そうさせてください。だって「むろまち加地」さんのショップカードの地図には、ファミリーマートにまで「さん」が付いているぐらいですから。京都のお店には「さん」づけしないと!)。

今年の8月18日にオープンしたばかりの割烹を予約してくれたのは、友人が仕事でお世話になっている京都の作家さんです。美味しいものを食べたい時には、その土地の友人知人ネットワークに助けられます☆

千鳥が染め抜かれた暖簾は、かわいらしい雰囲気。店内は明るめで、カウンターはゆったり8席のみとなっています。

 

こちらのメニューはアラカルトのみで、先付八寸(¥650)はお通しとして1人ずつ出されるとのこと。他には、まずお造り(盛り合せ¥1,250)を1人ずついただくことにしました。先付八寸はからすみ、人参豆腐、鴨つくね、大根寿司、薩摩芋の甘煮、おひたしなど。手前の白いものは、雪に見立てた卵白です。

 

 

 

お造りは生マグロのトロ、平目、アンキモ、鯖寿司、海老の握り寿司。お醤油は3種用意されました。まず生マグロからお箸をつけると、予想以上の美味しさに驚きました。下世話ながら、東京のお鮨屋さんで食べたらいくらするか?と思ってしまう美味しさなのです。それなのに量がたっぷり! 平目もすばらしい美味しさですが、さらに感動したのが、鯖寿司でした。見事に鯖に脂がのっています。不覚にも、お造りで腹七分目になってしまいました(お昼が「点邑」さんのコースだったことも効いているのでしょう)。盛りつけ方こそ上品ですが、量は懐石料理ではあり得ない量です。

メニューには日本酒向きの酒肴も豊富です。私たちは「鯛の酒盗」(¥500)も追加して、ゆっくりお酒を楽しみながら「海鮮焼売」「ノドグロ塩焼き」をいただきました。

「海鮮焼売」(1個300円)は、表面に米粉をまぶしているためモチッとしてカリッとした食感が小気味良く、海老や蟹の甘みがあります。

そろそろノドグロが美味しい季節です。「ノドグロ塩焼 つけものおろし添え」(900円)は、大根おろしがたっぷり添えられているので、ノドグロと交互にいただくとノドグロの脂が口に残らず、さっぱりします。

最後には4人で2合のご飯を炊いていただいて、余ったご飯はおにぎりにしてもらって持ち帰りました。

ご主人の加地さんは大学で体育教師の資格をとったものの、その資格を使うことはなく、サラリーマン生活を経て料理に目覚め、「鳥居本」さんや「祇園にしかわ」さんという京都の有名店で修業されたそう。加地さんご自身は『お酒と酒の肴を安らぎながら食する空間』を理想とされているためか、修業先のお店よりも気軽な雰囲気なので、誰とでも気張らずに伺えそうです。ちなみに暖簾は「鳥居本」さんの暖簾を染めたのと同じ職人さんが染めたものだそうで、厨房の中の暖簾はよく見ると左下に「鳥居本」という文字が染め抜かれています。

京都市下京区松原通新町東入中野之町185 Tel.075-353-1113

http://muromati-kaji.jimdo.com/


カテゴリー: 未分類 |